なぜ大人になって学び直すことにしたのか

なぜ大人になって学び直すのか?
今回はその原点について
書いてみたいと思います。

僕自身、放送大学での学びや
日々の生活習慣改善によって
少しずつ心が軽くなり
人生に対する視野が広がってきました。

その経験を振り返りながら
なぜ、僕は大人になってから
あえて学び直そうと決めたのか
を率直にお伝えします。

放送大学という選択肢

背景

子どもが生まれた。
これがいちばん大きなきっかけです。

最初の記事でも書いた通り
子どもに勉強の楽しさを知ってもらいたい。
勉強する習慣をもってほしい。
という望みを持ったのですが

僕自身が大学を中退している。

という事実があったので
大きくなる前に解消しておきたい。
と思ったのです。

目標

自己理解を深め
感情のコントロールや
行動の選択肢を増やすために
新しい学びの場に身を置くこと。

まとめるとこういう感じですが

世の中に不満があるのに
その正体をはっきり言えない。
という状態を脱したかったのです。

そのために教養を深めたい。
自分を説得、舵取りする力が欲しい。

あとは、優しい人間になりたい。
というのもありました。

環境を新たに知識を吸収することで
得体のしれない怒りを捨てたかったのです。

実際やったこと

入学

まずは20年近く前に中退した大学に
当時の単位を問い合わせました。

どうせならゼロからスタートするか
とも思ったのですが

過去の自分のがんばりを活かして
当時から地続きの不全感を払拭したい。

と思ったので
すでに取った単位を活かしながら
3年次編入をしました。

人間と文化コースを選択し
哲学や社会学、心理学の基礎
を学んでいます。

わざわざ文化系?
と知り合いには言われましたが

よりよく生きたい
という大目標には
最も近い領域かな
と思って選びました。

結果、正解でした。

勉強するほど
知りたかったことが知れて
ホントに視野が広がりました。

勉強の習慣化

中間試験にあたる通信指導と
期末試験にあたる単位認定試験。

この提出期間を
手帳に書き込んで
逆算で毎日やる分を決めました。

わが家は休日は自分のことができないので
(子育て優先にしているから)

ちょっと余裕を持って
平日に、一日2コマ進める。

最初に決めた範囲に到達するまで
一科目に集中して進める。

というルールを決めました。

試行錯誤したなかで
これがいちばん無理なく
ちゃんと理解しながら
進められる分量でした。

進めるにはこれだけ
と決めることで

隙間時間や移動時間などを
機械的に、でも有効に
使えるようになりました。

それと、習慣化自体が得意になりました。

タスクを遂行したときの達成感は大きいので
計画を立ててコツコツやること自体が
楽しい作業になりました。

というより
そういう作業との付き合い方、楽しさ
がわかった、という感じですかね。

放送大学を卒業しても
勉強はなにかしら続けたいな
とすら思っています。
資格でも、趣味でも。

この感覚を得られただけでも
大人になってからの学び直しは
してよかった、と思います。

仲間探し

Xに投稿するようにしました。

モチベーション が上がらない逃避願望
利用している人いるのか、という孤独感
に対処するために

その日やったことや
勉強法に関する試行錯誤を書くと
反応がもらえて
やる気につながりました。

ちょっとした情報や
他の人の大学との付き合い方を見られて
すごく参考にもなりました。

まとめ

大人になってからの学び直しは
後戻りではないと思います。

仕事に有利な資格取得だけが
目的でもありません。

仕事をするなかで感じた違和感に
具体的な解決法を示すとともに
自己認識以上の成長に繋げてくれる
極めて有効な選択だと思います。

仕事や家庭、個人の課題に対して
古い視点だけでは解決できない
もどかしさを感じたとき
新たな知識や考え方を取り込むことで
もう一度自分の足で歩き出せる力が
湧いてきます。

もし今、何かに
行き詰まりを感じているなら
学び直しを選択肢のひとつに
加えてみてはいかがでしょうか。

一歩踏み出すのは
大人だからこそ勇気が要りますが
そこから得られる視野の広がりは
きっとこれまでの自分を超える
原動力になります。

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