バターコーヒーのメリットデメリット

ダイエットや16時間断食について調べると
「バターコーヒー」がなかなかな頻度で出てきます。

前の記事でも書きましたが
僕も16時間断食と組み合わせて
朝食代わりに
バターコーヒーを飲んでいます。

最初は
なにそれ? ウエー。
というイメージでしたが
すっかりやめられなくなってます。

本記事では
バターコーヒーの生まれた理由
バターコーヒーの概要
実際に試してみた体験
まとめ

という流れで
そのメリットとデメリットを整理します。

痩せるし栄養も摂れる!
て言うけど美味しいのそれ?
という謎の飲み物バターコーヒーを
僕なりに紹介してみます。

バターコーヒーの生まれた理由

「バレットプルーフコーヒー」と呼ばれる理由

ブランド名からの由来。

防弾コーヒーって
すごい名前ですが、もともと
ダイエット起業家
デイヴ・アスプリーが立ち上げた
コーヒー&サプリメントブランド名です。

「弾丸もはじく(=弾丸を通さない)」
というイメージから
「安定したエネルギー供給で疲れにくい」
「集中力をプロテクトする」
というメッセージ性を込めて
命名されたそうです。

っていうアイデア

高品質のコーヒーに
グラスフェッドバターとMCTオイルを加えると
脂質がゆっくり消化・吸収され
血糖値の急激な上下を防ぎ
長時間にわたってエネルギーと
脳のクリアさを維持できる。

「仕事やトレーニングの弾丸のように
パワフルで持続的な
パフォーマンスを支える」
という発想が込められています。

発想のもとは「バター茶」

チベット伝統のポ・チャ。
チベット高地やネパールの遊牧民が
ヤクのミルクから作ったバターと岩塩を
濃い茶葉と一緒に攪拌して飲むお茶です。
スパイスを混ぜる場合もあるそうです。

高地の寒さと厳しい環境下で
膨大なカロリーと持続的な体温維持
塩分補給を同時にまかなう生活必需品でした。

バターコーヒーとの共通点としては
良質な脂質を飲み物に入れて
エネルギーをゆっくり長持ちさせる
というのがあります。

デイヴ・アスプリーは
チベットでバター茶を飲んで
「コーヒーとバター」という組み合わせを
思いついたそうです。

バターコーヒー、バレットプルーフコーヒーは
「バター茶の実利的な発想を
現代的にアレンジしたドリンク」
と言えます。

概要

バターコーヒーとは

グラスフェッドバターとMCTオイルを
ホットコーヒーにブレンダーで混ぜた飲み物。

グラスフェッドバターとは
牧草だけを飼料とした
牛のミルクから作られるバター。

穀物を飼料として育てられた
牛のミルクから作られたバター(普通のバター)は
グレインフェッドバターと言います。

普通のバターと比べて
オメガ-3脂肪酸や
共役リノール酸(CLA)が
多く含まれる。

ビタミンA・E・K₂などの
脂溶性ビタミンの含有量も高いとされ
抗酸化作用や抗炎症作用が期待されます。

風味はややコクがあって
ナッツのような香りが
感じられるものもあるそうです。

僕の印象としては
ミルクの風味が濃いな
という感じです。

朝のバターコーヒーに
MCTオイルと合わせて使うことで
持続的なエネルギー供給を
サポートしてくれます。

期待される効果

○持続的なエネルギー供給
中鎖脂肪酸が素早くケトン体に変わり
脳や筋肉のエネルギー源となる。

○空腹感の抑制
16時間断食の空腹ピークを乗り越えやすくする。

○集中力アップ
血糖値の急激な変動がないため
頭がクリアになるとされる。

○科学的エビデンスについて
ケトジェニックダイエット研究では
中鎖脂肪酸がエネルギー代謝を
サポートする例が報告されていますが
長期的な効果や副作用は
まだ議論中でそうです。

つまり
必ずしも効果があるわけじゃない
という部分があります。

この辺が
取り入れるなら個人の判断で
となる利用かもしれませんね。

実際やってみたこと

準備とレシピ

コーヒー 200ml
グラスフェッドバター 10g
MCTオイル 5g

ブレンダーで30秒ほど攪拌し
クリーミーになるまで混ぜる。

最初は小さじで混ぜてましたが、攪拌して
全体的にカフェラテみたいな色にする
必要があるみたいです。

一説によると
シナモンパウダーをかけても
カプチーノみたいになって
美味しいそうです。

僕の習慣

前夜19:00以降は飲食を控え
翌朝7:30くらいにバターコーヒーを飲む。

昼食は11:00以降にとり
合計16時間の空腹時間を確保。

オートファジーがはじまるのが
男性は16時間ということですが
女性は12時間でいいそうです。

体感したメリット

○空腹感が軽減
普通のコーヒーだけのときよりも
午前中の空腹ピークを感じにくく
集中しやすかった。

慣れないうちは
空腹感が結構きつかったので
これは影響大でした。

○気分の安定
血糖値の乱高下による
眠気やイライラが減少した。

これは朝食を抜いた影響
かもしれませんが
午前中のダルさがなくなったのは
一日通しての気分の違いが
非常に大きかったです。

感じたデメリット

○胃もたれ感
バターの量を間違えると
飲み終わりが重く感じました。

消化に慣れが必要で
MCTオイルの影響で
お腹がゆるくなることがあるそうです。

○カロリー過多のリスク
バターとオイルだけでおよそ120kcal。
ダイエット目的なら摂取カロリー管理が必須です。

○コスト
グラスフェッドバターやMCTオイルは
ちょっと高いです。
市販品のお湯に溶かすだけの個包装タイプだと
1杯あたり100~200円程度かかるみたいです。

まとめ

総合評価

朝のエネルギー補給と
集中力アップを目指すなら
有効な選択肢になりうる一方
胃腸への負担や
摂取カロリーのコントロールは慎重に。

おすすめの取り入れ方

○最初はバター量を5g程度に
MCTオイルを3g程度に減らし
身体を慣らす。

○空腹感抑制が目的なら
断食時間を短め(男性でも14時間程度?)
から始めてみる。

○カロリー計算を行い
無理のない範囲で継続。
体調的にも
経済的にも。

最後に

僕はこの方法を
身体をケアする習慣の一つ
として取り入れていますが
体質や目的によって向き不向きがあります。

そもそも16時間断食についても
賛否両論あります。

まずは少量、短時間からトライして
自分の体調変化を
観察してみてください。

以上、朝のバターコーヒーの
メリットとデメリットを
実体験を交えつつ解説しました。
参考になれば幸いです。

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